初めに読んでください
本実験を進めるにあたり、集積回路設計ツールとして「東京大学集積システム 設計教育研究センター(VDEC)」から提供されている以下のEDA(Electronic Design Automation)ツールを使用する。
CADENCE社製 シミュレータ (Verilog-XL)
CADENCE社製 波形ビューア (Simvision)
また、末吉・久我研究室所有のEDAツールおよび設計教育環境を使用する。
Xilinx社製 FPGA設計ツール (ISE)
実験ボード (Ext. Board for Spartan-3E StarterKit)
補助コマンド等 (make\_vectorなど)
以下、上記EDAツールを使用するために必要な設定や注意点等について述べる。
EDAツールの動作環境
使用するEDAツールは以下の計算サーバで動作する。
マシン名
プロセッサ(OS)
calc1
Intel Xeon X5680 (Red Hat 5.5)
calc2
Intel Xeon X5680 (Red Hat 5.5)
したがって、各st端末から一旦計算サーバに
ssh にてログインし、EDAツールの画面を各st端末に表示する必要がある。
なお、負荷分散のために、学生番号の末尾が奇数の学生はcalc1を、偶数の学生はcalc2を使用する。
通常使用する際の作業
実験作業手順の参照
実験作業手順はwebブラウザで参照する。Webブラウザは
firefox
である。
これは、必ずst端末で動作させること。計算サーバのWebブラウザを使用しない。
(計算サーバの負荷軽減のため。) なお、実験手順のWebページは、
http://www.arch.cs.kumamoto-u.ac.jp/~kuga/lecture/creative/
である。
テキストエディタ
ハードウェア記述言語の編集などでエディタを使用する場合はst端末上のエディタ(例えば
emacs, gedit, vi
など)を使用すること。
(計算サーバでも
emacs
は動作するが、負荷を軽くするためにできるだけ使用しないこと。)
また、ハードウェア記述言語によるプログラムやコマンド実行のためのスクリプト記述の際には漢字を使用しないこと(Webのサンプルには漢字を使用しているが、演習時には使用しないこと)。
EDAツールの表示
GUIベースのEDAツールは計算サーバで動作させ、画面をst端末に表 示する。このための手順は以下のように実行する。
st端末での手順
以下のように
ssh
コマンドにより、計算サーバにリモートログインする。
ssh -Y マシン名
コマンドで画面が表示されないという問題を回避するため、
ssh
コマンド使用の際は -Y オプションを忘れないこと。また、初めて計算サーバにログインする際に、公開鍵をコピーしてよいかの問合せがあるが、これは
yes
と入力してよい。
計算サーバでの手順
計算サーバにログイン後は、環境設定のためのコマンドを
毎回必ず実行
する必要がある。
source ~kuga/vdec_2012
これを行っていない場合は一切EDAツールが使えない。
EDAツール操作上の注意
全般的な注意
設計するに従い、多数のファイルが自動的に作成される。したがって、各サブテーマ毎に個別のディレクトリを作成しその中で作業すること。また、これらのファイルは極めてサイズが大きいので、レポートが受理され実験が終了した後は、必要なファイル以外は直ちに削除すること。
ウインドウベースのEDAツールの終了はメニューから正しく操作すること。ウィンドウマネージャにより強制終了させないこと。もし、ウィンドウが反応しなくなったときは、教員かT.A.に連絡すること。
ツールはたまに異常終了することがある。細目に保存を実行すること。
実験ボードへ設計データをダウンロードして動作確認を行う場合は、一旦実験用のパソコンに
bit
ファイルを転送した後にダウンロードを行う。操作方法はWebの指示にしたがうこと。操作方法が分からない場合は、分からないまま無理に作業せず、担当教員またはT.A.の指示に従うこと。
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