KITE マイクロプロセッサのレジスタ

レジスタセット(３バス構成)

レジスタ名	仕様	リセット制御	制御1	制御2	制御3	制御4	制御5
命令レジスタ	16ビット	リセット	書込み	読出し条件１	読出し条件２	読出し条件３	読出し条件４
アキュムレータ	16ビット	リセット	書込み	読出し
プログラムカウンタ	12ビット	リセット	書込み	読出し	インクリメント
インデクスレジスタ	12ビット	リセット	書込み	読出し
スタックポインタ	12ビット	リセット	書込み	読出し
アドレスレジスタ	12ビット	セット	書込み1	書込み2
フラグレジスタ	4ビット	リセット	書込み

補足事項は以下の通りです。

• 命令レジスタの読出し制御１，２，３，４により、以下の４通りの読出し制御を 行います。
  • 命令レジスタの上位４ビットを "0000" にしてバス１(ALUの左オペランド)に出力(R12)。
  • 命令レジスタの上位８ビットを "00000000" にしてバス１(ALUの左オペランド)に出力(R8P1)。
  • 命令レジスタの上位８ビットを "00000000" にしてバス２(ALUの右オペランド)に出力(R8P2)。
  • 命令レジスタの上位８ビットを "11111111" にしてバス２(ALUの右オペランド)に出力(R8M2)。
• リセット制御はレジスタの内容を全て"０"にする。セットはレジスタ内 容を全て"１"にする。
• 読出し制御はレジスタの内容を出力するための制御信号。"１"の時出力、 "０"の時は ハイインピーダンス状態 。
  読出し制御のないレジスタ(フラグレジスタ、アドレスレジスタ)は内容を常に出力している。
• プログラムカウンタのインクリメントは内容をインクリメントするため の制御信号。
• １２ビットのレジスタのうち、IXR、SP、PCについては内部バスとの接続 は１６ビットで接続する必要があります。レジスタに値を書き込む際には、１ ６ビットのうち１２ビットを書き込み、読み出しの場合には上位４ビットを “０”とする１６ビットで出力します。
• 読み出し制御があるレジスタも、以下の理由によりレジスタの内容を常時 出力する端子があります。
  • IRは、内容を常時デコーダ・シーケンサに出力しておく必要 があるため、常時出力の端子があります。
  • ACC, PC, IXR, SP は実験ボード上に内容を表示するために、常時出力 の端子があります。

では、 レジスタの記述 についてみていきます。