マルチプレクサ版KITE-1マイクロプロセッサコアの設計


これまでの演習において、KITEマイクロプロセッサの設計では、トライステート バッファを用い内部バスをトライステートバスとして設計してきました。これは、 プロセッサの内部バス構成を明示的に設計できるため、プロセッサの構成を理解 しやすいメリットがありました。
しかし、一般には以下の理由からトライステートバスを用いません。 そこで、まずはKITEプロセッサをマルチプレクサタイプのプロセッサコアへ変更する ことから始めます。
以下のバス構成図を参考にして、KITEマイクロプロセッサのバスをマルチプレク サ化します。



トライステートバスバージョンからの変更箇所:


以上の変更で、トライステートバッファバージョンからマルチプレクサバージョ ンへ変更可能です。テストプログラムである perfect.asm を用いて、問題なく 動作するまでデバッグします。

次は、 KITEマイクロプロセッサIPを用いた組込みシステムへの適用を行います。

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