論理演算部


論理演算部はどのように構成すれば良いのでしょうか。単純には以下のような 1ビット分の論理演算を行う回路を作成し16ビット分並べれば良いわけです。 ここで、"M4_1E" は出力イネーブル付き4入力マルチプレクサ(データセレクタ とも言う)です。出力イネーブル"e"を使用しない場合は常に"1"にしておきま す。その方法は"xvcc"というシンボル(常に"1"を出力するシンボル)を接続す ることで行います。


演算機能として パス(PASS)機能については説明しませんでした。しかし、パ ス機能を特に従属接続によりALUを構成する場合は、パス機能を実現するため の工夫をしておく必要があります。パスを実現するためには加算器の被演算数 側への値をそのまま素通りさせるようにしなければなりません。

また、縦続接続による構成では、インクリメントおよびデクリメント演算を行 うために必要なデータの修飾回路を、こちらに含めることも可能です。


次は、 シフト演算部を説明します。


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