8ビット ALU のテストボードへの実装


シミュレーションで動作確認した8ビットALUをFPGA上で動作させてみましょう。

テストボードはKITEマイクロプロセッサボードPLUS+を使用しますが、これま でに作成した alu.v ファイルの内容のままでは、FPGAに実装しても正しく動 作しません。その理由は、下図に示すようにKITEボードのトグルスイッチを利 用する際にいくつかの制御信号を制御しなければならないことと、表示用LED の論理レベルが異なるからです。

回路のように、フラグの出力は負論理ですので反転出力にする必要があります。 また、入力A,Bのトグルスイッチが利用できるように、ADDR[15:0], IORQ_L, RW の3つの信号を定義し、それぞれ16'h0000, 1'b0, 1'b1に設定し ておく必要があります。

以下の内容を参考にして alu_top.v を作成して下さい。

module alu_top ( ... , FL, ADDR, IORQ_L, RW );
  input  ...
  output ...
  ....

  alu .... ( ..., ..., ..., ... );

  assign FL   = ........;

  assign ADDR   = 16'h0000;
  assign IORQ_L = 1'b0;
  assign RW     = 1'b1;

endmodule
alu_top.v は簡単ですのでシミュレーションはしなくてよいでしょうが、 Verilog-HDLの文法エラーだけは取り除いておいて下さい。文法チェックは、
% verilog -c alu_top.v alu.v
で実行します。


次は、 論理合成 です。


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