では、入力信号はどのようにして与えるのでしょうか。今回使用するシミュレー タはハードウェア記述言語によって与えます。使用するハードウェア記述言語 は Verilog-XL というもので、LSI設計にも広く用いられています。非常に複 雑な回路記述も行えますが、ここではテストベクタを記述するのに必要最小限 な要点のみを解説します。
では、テストベクタの入力をしてみましょう。シミュレータのコントロールウィ ンドウのメニューから、"Stimulus -> Verilog" を選択します。初めての場合以下 のウィンドウが現れますが,これはYesを押します。
すると、以下のようなStimulus Optionsウィンドウが現れます。
ここで、"testfixture.verilog"はテストベクタを定義するための雛型ファイ ルです。まずこれを以下のように"testfixture.test"としてApplyを押してコ ピーします
次に、"testfixture.test"を編集します。以下のように設定し OK を押します。
ファイルの初期内容は以下のようになっています。
これを以下のように編集します。 Web Browser から Cut & Paste して構いませんが、何をしているかは理解するように。
// Verilog stimulus file.
// Please do not create a module in this file.
// Default verilog stimulus.
integer i;
initial
begin
   CLOCK = 1'b1;
   for( i=0 ; i<60 ; i=i+1 )
      CLOCK = #50 ~CLOCK;
   $finish;
end
initial
begin
   CLOCK_E = 1'b1;
   CLOCK_E = #1075 1'b0;
   CLOCK_E = #200  1'b1;
end
initial
begin
   RESET = 1'b0;
   RESET = #175 1'b1;
   RESET = #375 1'b0;
   RESET = #225 1'b1;
end
integer i;
initial
begin
   CLOCK = 1'b1;
   for( i=0 ; i<60 ; i=i+1 )
      CLOCK = #50 !CLOCK;
end
initial begin RESET = 1'b0; RESET = #175 1'b1; RESET = #375 1'b0; RESET = #225 1'b1; end
最後に、編集したテストベクタを使用できるように、"testfixture.test" を 選択して Mode を Select にした後 OK を押します。
次は シミュレーション です。
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