これらのブロックの中で、算術演算部が論理的な段数が多く信号が伝播するた めに必要な時間は算術演算部が最も大きくなると考えられます。
また算術演算部は基本的に加算器から構成されています。加算器を構成する際には、
演算速度の点からは、並列接続でかつ桁上げ先見加算器を使用するのが速くな りますが、回路規模は最も大きくなります。一方従属接続でかつ順次桁上げ加 算器を使用する場合がもっとも演算時間が大きくなるが回路規模は最も小さく なります。
したがって、通常ALUを設計する際には、回路規模(実装面積)と演算速度のト レードオフとなります。
演習では、構成としては縦続接続、加算器としては桁上げ先見加算器を使用してALUを設計する例について説明し実習を行います。
My mail address is
kuga@cms.kyutech.ac.jp .
Last modified on .