16ビット桁上げ先見加算器のシミュレーション


1ビット加算器をシミュレーションしたステップと同様にして、16ビット桁上げ 先見加算器のネットリストを作成後シミュレータを起動します。

16ビット桁上げ先見加算器には、33本の入力および17本の出力があります。 "Add Trace"するときには "Display radix" を"Hex" にしておくと バスの値を 16進数で取り扱うことができます。

入力信号に対しては全て信号の変化を与える必要があります。"Force Single Value"や"Force Multiple Values"を用いて信号変化を与えてみます。ひとつ の信号のみを選択状態にして、信号のところでマウスの右を押し、"Force" の "Single Value" か "Multiple Value"を選択します。

"Force Single Value" の場合以下のようなウィンドウが表示されるので、 "Value"として "0" や "1" を指定します。"Start time" を "0" 以外にした 場合は、変化のタイミングを変えることができます。

"Force Multiple Values" の場合以下のようなウィンドウが表示されます。 "Value"と"Time"を複数指定できます。

"Run" の "Simulation" を選択して、実際にシミュレーションしてみてください。 正しく動作していますか? シミュレーション例を以下に示します。


シミュレータを終了する場合は画面の左上隅のコマンドボタンを押し、 "close"を選択します。終了時にシミュレーションデータを保存するかどうか 聞いてきますが、これは"保存しない"を選択して終了してください(シミュレー ションデータを多量に保存してしまうため)。 回路の入力を続ける場合は 回路の入力 へ、 FPGAへの実装を行う場合は FPGAへの実装作業 に移ります。


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