Xilinx Platform Studio の起動とBase System Builder


Xilinx社製FPGAにおいて、MicroBlazeソフトコアプロセッサを用いる組込みシス テムを開発する際には、Xilinx Platform Studo (XPS) を使用します。
以下のコマンドにより XPS を起動します。
$ mkdir life
$ cd life
$ xps
すると、以下のウィンドウが立ち上がります。



Base System Builder wizard を使用して、システムハードウェアの雛形 を作成します。小さい方のウィンドウ上で BSB を選択し、OKを押します。
"Create New XPS Project Using BSB Wizard" ウィンドウにおいて、 "Project file" として "life" と入力し、OKを押します。
小さいウィンドウにより"directory does not exist Do you want to create the directory?" と表示されますが、 これは Yes を押します。



次にプロセッサのバスシステムとして "PLB system" または "AXI system" を 選択するウィンドウが表示されます。この実験では、"PLB system" を選択し てOKを押します。

以下のような"Base System Builder" ウィンドウが立ち上がりますが、 以下のように順次システムの構成を設定していきます。



  1. Welcome: 新規に設計を行うので、"I would like to create a new design" を選択し Next を押します。
  2. Board: 実験ボードを選択します。
    "I would like to create a system for the following development board" を選択して、
    を選択し Next を押します。
  3. System: "Single-Processor System"を選択し Next を押します。
  4. Processor: MicroBlaze プロセッサのパラメータを設定します。 を選択し Next を押します。
  5. Peripheral: プロセッサ周辺回路の設定を行います。
    Processor 1 (MicroBlaze) Peripherals から、 "DDR_SDRAM", "Ethernet_MAC", "FLASH", "RS232_DCE" を Remove します (使用しないため)。
    各周辺回路名をクリックすると、周辺回路毎にパラメータを設定できます が、このパラメータについては初期設定のままでOKです。
    ウィンドウは以下のとおりになります。正しければ、Next を押します。



  6. Cache: プロセッサのキャッシュメモリの設定を行いますが、今回キャッシュ メモリは使用しません。そのまま Next を押します。
  7. Summary: 最終的なシステムの確認を行います。以下のようになっていれば OKです。最後に Finish を押します。



BSBの終了後、XPS は以下のようなウィンドウになります。




次は、 VGAコントローラIPのインタフェースの雛形作成 です。
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