DVIエンコーダモジュールの作成


75MHz毎に出力されるRGB各8bit計24bitをディジタルビデオ信号であるDVI形式の高速シリアル信号として出力する必要があります.
その際にDVIエンコーダモジュールを使用します.
今回は,実験ボードであるATLYSのリファレンスデザインとして提供されている
dvi_out_native モジュールをそのまま利用します.
dvi_out_native モジュール構成は下図のようになっています.
また,動作は以下の通りです.
  1. RBGの各8bitのパラレル信号をencoderモジュールによりDVI信号のルールに従って10bitにエンコードする.

  2. 得られたRGBの各10ビットを上位下位の5bitに毎に並び替え30bitの信号とする.

  3. convert_30_to_15モジュールで30ビットの信号を2倍の周波数で15bit毎に送り出す.

  4. serdes_n_to_1モジュールにより10倍の周波数でRGBの各5bitをパラレル-シリアル変換して送り出す.

  5. OBUFDSプリミティブでLVDSの差動信号として出力する.

  6. DVI用のクロックは別途作成しRGBのシリアル信号と共に出力する.




dvi_out_native の関連ファイルは,あらかじめ用意しているので,以下のコマンド
cp -r ~kuga/jikken/dvi_out_native_v1_00_a ~/life/pcores
によりコピーし,すべてのファイルをプロジェクトに追加します.

これまでの変更を有効にするために、メニューの
"Project" -> "Rescan User Repositories"
を実行しておきます。
次は、 VGAコントローラIPおよびDVIエンコーダモジュールの取付け です。
参考文献
漆谷正義:“第5章 画像入力・表示系のバス/インターフェース規格,”インタフェース2009年9月号,pp.76-84,CQ出版社.
| Back | Top | Next |