ビデオモジュールの雛形作成


XPSウィンドウのメニューから "Hardware" -> "Create or Import Peripherarl"を選択し、ビデオモジュールの雛形を作成します。
"Crate and Import Peripheral Wizard" ウィンドウが立ち上がりますが、以下のように順次システムの構成を設定していきます。
  1. Crate and Import Peripheral Wizard: 最初のページは何も入力する項目がありません。 Next を押します。
  2. Peripheral Flow: 2枚目のページも入力する項目がありません。 Next を押します。
  3. Repository or Project: 新しいペリフェラル(周辺回路のこと)を現在のプロジェクトに登録するために、"To an XPS project" になっていることを確認して Next を押します。
    これにより、新しいペリフェラルは、"~/life/pcores" ディレクトリに保存されます。
    Next を押します。
  4. Name and Version: 新しいペリフェラルの名前、バージョン等を設定します。 と入力し Next を押します。
  5. Bus Interface: 新しいペリフェラルをプロセッサとどのように接続するかを指定します。 ここでは "AXI4-lite: Simpler, non-burst control register style interface" となっていることを確認して Next を押します。
  6. IPIF (IP Interface) Services を指定します。 ビデオモジュールはプロセッサからはregister(レジスタ:データを記憶する回路のこと)として見えるようにするので、 下図のように "User logic software register" のみを選択して Next を押します。



  7. User S/W Register 関するオプションを指定します。
    "Number of software accessible registers" は1のままにしておきます。Next を押します。
  8. IP Interconnect (IPIC) に関する設定を行います。
    ビデオモジュールにおいてアドレスは使用しますので、"Bus2IP_Addr"にはチェックを入れておきます。
    Nextを押します。



  9. シミュレーションに関する設定を行います。今回はシミュレーションを省略しますので。そのまま Next を押します。
  10. 設計支援に関する設定を行います。
    今回、設計の際に使用するハードウェア記述言語として Verilog HDL を使用します。
    "Generate stub 'user_logic' template in Verilog instead of VHDL" を設定します.
    この際,"Verilog Stub"という別の小さなウィンドウが立上りますが,これはそのままOKを押します. 以上を設定して Next を押します。
  11. 以上で設定が終わりですが、サマリーを確認して Finish を押します。 サマリーは以下のようになっているはずです。
    Thank you for using Create and Import Peripheral Wizard!
    Please find your peripheral hardware templates under
    /.../.../life/pcores/vga_v1_00_a.
    
    Peripheral Summary:
    
      top name       : vga
      version        : 1.00.a
      type           : AXI4LITE slave
      features       : slave attachment
                       user s/w registers
    
    Address Block Summary:
    
      user logic slv : C_BASEADDR + 0x00000000
                     : C_BASEADDR + 0x000000FF
    
    File Summary
    
      - HDL source -
      /.../.../life/pcores/vga_v1_00_a/hdl
      top entity     : vhdl/vga.vhd
      user logic     : verilog/user_logic.v
    
      - XPS interface -
      /.../.../life/pcores/vga_v1_00_a/data
      mpd            : vga_v2_1_0.mpd
      pao            : vga_v2_1_0.pao
    
      - Misc file -
      /.../.../life/pcores/vga_v1_00_a/devl
      help           : README.txt
      option         : ipwiz.opt
      log            : ipwiz.log
    
下図のように XPS ウィンドウの "IP Catalog" 内に、作成したビデオモジュールの雛形が登録されていることが分かります。




次は、 ビデオモジュールの作成 です。
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